脳の神経細胞の新陳代謝
「脳の神経細胞は基本的に入れ替わらない」という表現の「基本的」とは、ほとんどの神経細胞が生涯を通じて入れ替わらないことを指します。
ただし、例外的に一部の領域では新しい神経細胞が生まれることが知られています。
神経細胞の入れ替わりについて
- 大部分の神経細胞: 生まれたときにほぼ完成しており、加齢とともに減少するが、新しく作られることはほぼない。
- 例外的な領域: 海馬(記憶や学習を司る部分)などでは、神経新生(新しい神経細胞の生成)が起こることが確認されている。
- 細胞の維持: 神経細胞は自己修復や代謝を行いながら機能を維持するが、完全に新しい細胞に置き換わるわけではない。
このため、「基本的に入れ替わらない」と言われるものの、完全にゼロではなく、特定の条件下では新しい神経細胞が生まれることもあります。
新しい神経細胞が生まれる「神経新生」は、特定の条件下で起こることが確認されています。特に、海馬(記憶や学習を司る脳の領域)では、成人になっても新しい神経細胞が生成されることが知られています。
神経新生を促す条件
- 運動: 有酸素運動(ジョギングやウォーキング)は、海馬の神経新生を促進することが研究で示されています。
- 学習と認知活動: 新しいことを学ぶことで、神経細胞の成長が刺激される可能性があります。
- ストレス管理: 慢性的なストレスは神経新生を抑制するため、リラックスや瞑想が有効です。
- 食事: 抗酸化作用のある食品(ブルーベリー、ナッツ、緑茶など)が神経新生を助けるとされています。
- 睡眠: 質の良い睡眠は、脳の修復と神経新生に重要な役割を果たします。
また、最近の研究では、特定の遺伝子やタンパク質が神経新生を制御することも明らかになっています。
例えば、Wntシグナル系タンパク質(=細胞間の情報伝達を担う重要なタンパク質群)が神経幹細胞の分化を促すことが分かっています。
何はともあれ、
要は、人の人生学ぶ事をやめなければ、生涯脳細胞(海馬)は成長し続けるということですね。
頑張りましょう!!
さて、明日から4連休となります。
明日5月3日は初のハピネスアリーナでのサッカー観戦です。
4/29の札幌戦も引き分けて6戦勝ちなしで10位のV-ファーレン長崎、明日の愛媛には勝ってもらいます。 絶対に!!!!
じゃないと、J1昇格が危うくなってしまいます。
ではでは、よい連休をお過ごしください。