温めるのか、冷やすのか?=まとめ
少しお休みをいただきました。3月最初のブログとなります。
今回は都合6回にわたってお伝えした急性外傷は温めるのか、冷やすのか、についてのまとめを記したいと思います。
要約:
ぎっくり腰などの急性外傷時の処置(温めるか冷やすか)は、安静時の痛み(自発痛)の有無で判断する。
自発痛がある場合は炎症があるので冷やし、自発痛がない場合は温める。
ただし、寒冷時は自発痛があっても過度な冷却は避け、湿布などで炎症を抑える程度で良い。
となります。
自発痛ありで冷やす期間は72時間をめどにしてください。 大体の炎症は安静にしていれば3日でおさまってきます。
自発痛がおさまったら、すぐに温める療法に入ります。 冷やし過ぎると患部周囲が硬結して拘縮を起こしてしまいますからね。
入浴もこの72時間の期間をめどに、温めのシャワー程度から始めた方がいいでしょうね。
自発痛なしで温める場合には、カイロやサポーターを活用して、積極的に血行の改善を図るようにしてください。
患部に湿布を貼って、その上からカイロを貼るのがお勧めです。 一般の湿布は消炎と鎮痛が効能として挙げられます。
自発痛がない場合は、血流を下げる作用がある消炎効果は不要ですから、カイロで温熱効果を加える方が経過は良好となります。
動く痛みがつらくなければ、最初から温浴した方が回復は早まります。
以上、温めるのか、冷やすのか のまとめでした。
ではでは。