骨挫傷について 2
触診により骨挫傷の部位が特定されれば、物理療法(通電+温熱療法)に入ります。
腫れや自発痛(安静時痛)が認められれば、冷罨法(冷却療法)をおこないます。
その間に症状の程度に合わせて固定方法を決定し用意します。
疼痛が軽度の場合や関節部から離れている損傷は、ほとんどは包帯固定で十分です。
しかし、損傷がきつく疼痛が激しい場合や、損傷が関節部で安静が不十分となるものには、
固定具を作成し強度の安静、骨折に準ずる加療を実施します。
当院ではサーモスプリントと言いまして、熱で柔らかくなり、
冷えると硬化する熱可逆性(Thermoreversibility)のプラスティックで、
受傷部位をモデリングして作成します。 固定力は大です。
こうして「骨の損傷」としての安静加療を整え実施するのが骨挫傷施術の基盤となります。