春先の体調変化について
春先の季節的変化が感じられる頃は、体調の変化による様々な異常を訴える方が多くなります。
いったい何故そのような変化が起こるのかを以下にまとめ、その対策も書いてみます。
春めいて気温や気圧が変動する時期は、体調を崩しやすくなります。その理由は、主に以下の3点が考えられます。
1. 自律神経の乱れ
- 春は、気温や気圧が変動しやすく、体が環境の変化に対応しようと自律神経が活発に働きます。
- しかし、急激な変化に自律神経のバランスが崩れると、体温調節やホルモンバランスが乱れ、倦怠感、めまい、頭痛、不眠などの症状が現れることがあります。
- 特に、寒暖差が大きい日は、体が体温調節にエネルギーを使い、疲労しやすくなります。
2. ホルモンバランスの変化
- 春は、日照時間や気温の変化に伴い、ホルモンの分泌量が変動します。
- 特に、セロトニンというホルモンは、気分の安定に関わっており、日照時間の増加とともに分泌量が増えます。
- しかし、ホルモンバランスが急激に変化すると、感情の起伏が激しくなったり、体調不良を感じたりすることがあります。
- 又、女性の場合は、月経周期と重なる事で、更にホルモンバランスが崩れることがあります。
3. 環境の変化によるストレス
- 春は、入学、卒業、就職、転勤など、生活環境が大きく変化する時期です。
- これらの変化は、心身にストレスを与え、体調不良を引き起こす可能性があります。
- ストレスは、自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れにも繋がります。
対策
春の体調不良を予防するためには、以下の対策が有効です。
- 十分な睡眠と休息: 睡眠不足は、自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れを悪化させます。
- バランスの取れた食事: ビタミン、ミネラル、タンパク質など、体に必要な栄養素をバランス良く摂取しましょう。
- 適度な運動: 適度な運動は、自律神経のバランスを整え、ストレスを解消する効果があります。
- 規則正しい生活: 規則正しい生活リズムを心がけ、体内時計を整えましょう。
- ストレス解消: 自分に合ったストレス解消法を見つけ、心身のリフレッシュを心がけましょう。
ありきたりな対策と思えますが、やはり体調が悪いと感じたときは「休息」が一番大切です。
その休息の中で最も効果的なのが「睡眠」となりますね。
しっかり睡眠をとるためには、軽い発汗をともなった運動による適度な疲労が大切です。
運動を実行するために必要なのは、まず栄養ですね。
すべて繋がっているという訳です!
こうして規則正しい生活が積み重なって、体調は整えられていくのでしょう。
では、また次回。